音 楽 療 法
ふだん、あまり身近に接することのない楽器なども使って、見る、聴く、触るといったさまざまな感覚を通して音楽を体感する活動を取り入れています。
作 業 療 法 作業療法は地域の専門学校の「首都医校」の講師と学生さんに来ていただいています。新聞紙や果物、牛乳パックなどの身近なものを使いながら、かかわり方に工夫をすることで、子どもたちの積極性を引き出しています
水 治 訓 練 水中では身体に重力がかからない分、身体を動かしやすく、呼吸も安定するというメリットがあります。身体の自由度が増すので、リハビリの効果が高い訓練です。温度管理のしっかりした温水プールの施設はなかなかなく、学校の温水プールの使用許可が取れたことで水治訓練が導入できました。
感触を確かめる
牛乳パックの飛び出すおもちゃ
果物の感触
浮き具で伏し浮き
水の中でボール遊び
水流でスウィング
Project 1
放課後子どもひろば ひまわりHAUS
肢体不自由児の放課後活動 2010.11〜
新宿区在住の肢体不自由児のための放課後活動です。遊ぶ場所が制限されてしまう重症児が、放課後の時間を楽しく過ごせるようにと新宿養護学校の保護者有志が立ち上げた活動です。重い障害があっても、放課後にみんなといっしょに遊びたい!そんな長年の願いは、放課後に校舎のスペースを学校から貸していただく事で実現しました。H26年度より新宿区の委託を受けて『放課後こども広場』として運営。
自然を感じたり、各国の珍しい楽器に触れて振動を感じたり、外国語の音を聞いたり、思い切り体を動かしたり、ふだんなかなか外に出られない子供たちが豊かな経験ができる空間です。
子どもたちの五感によい刺激を与え、感覚統合につなげます。
1) 緊張をほぐす
活動前と休憩時間に、アロマの香りとアロマオイルで手足のマッサージを行ないます。音楽療法士のピアノ演奏をバックに十分に緊張をほぐし、活動の五感への刺激入力の効果を上げる準備をします。
2) 感覚統合を促す
複数の感覚器を刺激して、ものを把握するよう活動を工夫しています。音楽療法、作業療法、言語療法、水治訓練などを中心に多様な内容を組み込んでいます。
その他、外国語の言葉の響きを聞いたり、動物園から持って来てもらった動物の毛皮を触らせてもらったり、季節の葉っぱや昆虫を見せてもらったりと、ひまわりHAUSの空間では、動けない子どもたちも、様々な豊かな体験をしています。
*在宅の子供とのコミュニケーション:zoomでオンライン参加も可能
通学が困難な訪問学級の子どもたちの活動範囲は、通学している子どもたちより更に限られてきます。活動場所に移動することなく、zoomを利用して活動に参加することが可能です。孤立しがちな在宅の子どもたちに、ひまわりHAUSを通して社会への帰属感を感じてもらい、地域へのつながりが持てるようにします。
場所:新宿区西新宿4-20-11 区立新宿養護学校内
日時:水/金 14:40 ~ 17:00
対象:新宿養護学校の在校生・卒業生、
新宿区内の重症心身障害児
活動記録:ホームページに随時掲載。
さわやか福祉財団助成金 2011.1~3
中央ろうきん助成プログラム:1年目 2011.6~2012.5
日本信託 2011.9
昭和会館 2012.1
中央ろうきん助成プログラム:2年目 2012.6~2013.5
中央ろうきん助成プログラム:3年目 2013.6~2014.5
新宿区 2014.4~